Century romance







「おい、糞アル中。 コレ、さっき預かった」


「手紙?・・・誰からだ?」



そう言って、ヒル魔から真っ白い封筒を受け取った。




「スラッと細くて、すげぇ綺麗な人」


 あんたとは まず縁のない人だったな、



ケケケ、と笑うヒル魔に一発、俺の愛をフォーユーしてやった。(見事にかわされたが




「・・・なんて書いてんだ?」



ビリビリと封筒を破く俺をのぞき込みながら、ヒル魔は言った。




「待て待て、焦らすな」



そうヒル魔を制して、封筒の中身を引っ張り出す。



「高校の・・・クラス会の案内だ」



俺の目は文面をなぞり、下へと進む。


 そして、差出人の名前で、動きが止まった。



「ほーう、あんたにも可愛い時期があったんだなぁ」


「ヒル魔・・・そんなに俺の " 愛 " が欲しいのか?」



右手をボキボキならしてみる。



「いや、逆に俺の " 愛 " を、あんたにやる」



カチャ 頭に向けられる銃。



「イリマセン。」



両手をホールドアップしながら 俺は答える



なかばBLまがいの会話をし、俺は手に持っていた手紙を、半分に折り曲げる。



[ またお会いできることを、楽しみにしています。____]



案内の最後には、こう書かれていた。


 この名前を目にするのは、何年ぶりになるのだろうか_______



・・・、お前も来るのか? 明日のクラス会に・・・


半分に折り曲げた案内を、もう一度開き直した。






















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初の溝六夢! フォ〜ゥ!(HGにハマってるヤツ

てか、初で長編ってどうよ?

まぁ、中編ぐらいで終わるかと思われるけど;



てか、名前変換殆ど無いっすね!