ルイ視点っぽい













俺の事、絶対に認めさせてやる。


俺は、絶対に認めねぇ。
















宣 戦 布 告
















泣く子も黙る、賊学の頭    . 葉柱ルイ

賊学を恐怖政治で率いてきた俺だが、そんな俺にも・・・弱点がある。



「お兄ちゃん、放課後 暇?」



「暇!なんだ?遊んで欲しいのか?」



「違うよ!部活終わったら迎えに来て?」



「分かった!」



・・・そう、妹が大好きなこと!!!(つ、ついに言っちまった!)



あの悪魔が通う泥門高校のマドンナ、葉柱は、俺の可愛い妹。

あいつの可愛いところ? そーだな。(誰も聞いていない)

顔とか性格とか仕草とか声とか体とか・・・(←謎な発言)

全てにおいて可愛いんだっ、俺のは。



そんな可愛いのために、俺は今日もバイクをすっ飛ばして、泥門に向かう。































































「みんなー!そろそろ部活終了ー!」







艶やかなの声がする。

俺は校門の前にバイクを止め、校庭へと向かった。







校庭に着いて、俺が見たものは・・・







「みんなお疲れ様ー はい!レモンの蜂蜜付けよ」



「有難うございます!まもりさん」



「はい、どうぞ」



「ありがとう、姉崎さん」



小猿が美人にしっぽ振ってる姿。 いやー青春だねー(誰)

栗がレモンを丸ごと口に入れたところ。



・・・そして







「はいヒル魔っ あーんw」



「あー」



「・・・おいし?」



「ん、うめぇ」



「ヒル魔のために作ったの」



「知ってる。の作るやつは、他のと違う味がするからな」



「きゃっ嬉しいw」







・・・バカップルがいるー!!」(どーん)







「なによお兄ちゃん!いきなり叫んで」



「うっせぇぞ、お兄ちゃん



「お兄ちゃん言うなー!」







そう、校庭で俺が見たもの・・・それは

愛しのマイシスターが、最恐の悪魔とラビュラビュしてた瞬間    

・・・ラビュラビュしてた?







!コイツは誰だ?!」



びっ との横の尖り金髪を指さす。



「・・・お兄ちゃん頭大丈夫? ヒル魔に決まってるじゃん」



「そうだ、ヒル魔だ。弱みを握って奴隷にする、冷徹ヒル魔だ!」



「お兄ちゃん、そんな言い方しないで!」







はムキになって俺に反抗してきた。

あぁ、もついに反抗期かぁ 

・・・なんて呑気におっちゃん視点でものを考えてる場合じゃねぇっ!







「・・・コイツとはどんな関係だ?」



「付き合ってる」



「そうか。・・・って、はぁあぁ?!







ただの友達だよ そう言うと思っていた俺は、口をあんぐりと開ける。







「おまっ・・・つ、付き合ってる?こいつと?」



「そうだけど?」



「なぁ。何か弱み握られてるんなら、今すぐお兄ちゃんに言え! コイツ土に帰してやっから







の両肩をゆさゆさ揺すりながら俺は言う。







「弱みなんて握られてないよ」



「じゃあ何でコイツと付き合ってるんだ?!」



「そんなの、好きだからに決まってんでしょ?」







好きだから・・・好きだから・・・好きだから・・・(エンドレス)







、俺にも好きだって言ってただろ?!」



「好きだよ?・・・だからどうしたの?」



「じゃあ、俺とヒル魔とどっちが好きだ?!」



「ヒル魔」



即答?!







あぁ・・・なんかもう、ダメだ。

に嫌われたら俺は・・・生きていけない。
俺は んがくーん と肩を落とす。







ふっと顔を上げれば、ヒル魔の首に腕を回していると、

の腰に手を回し、にんまり笑みを浮かべる変態ヒル魔・・・







「くっ 俺は絶対に認めねぇからな! お前らの交際!」



「もう、いい加減にしてよね、お兄ちゃん」



「ケケケ、おい葉柱。を手放してやってもいいぞ」



「何?!?!」







ヒル魔からの予想外の言葉。

コイツは天使か?!







「じゃあ今すぐ、その厭らしい手をの腰からどけろ!」



「嫌だ」







やっぱり悪魔か! 根っからの悪魔なのか、お前は?!







「ケケケ、お前がを虜に出来たら、手放してやってもいい」



「俺がを虜? カッ。バカか、無理に決まってんだろ、兄妹だぞ?」



「関係ねぇだろ。兄妹だろうと何だろうと。のこと想ってるなら」



「・・・カッ分かったよ!」







にまり ヒル魔の口端が上がった気がした。







「じゃあ決まりだな。お前がを虜にできるぐれぇの男になったら、は手放す」



「おう。きっちり手放せ



「だが、俺の方がまだ上だったら、俺はと結婚する」



「・・・ちょっと待て。なんかいろいろ待て。」



「俺はと結婚する」



「リピートすんじゃねー!」



「俺とが結婚するのが嫌なら、お前が奪い返せばいいだけの話だろ」







くッ・・・ 上手くはめられた気がする・・・  (そーです。作者がいいようにいじってます)







「・・・絶対に奪い返すかんな」



「ケケケ、そしたらまた俺が奪い返す」



「ざけんじゃねーっ!」



「まぁ、仲良くしようぜ、おにーちゃん?」



「ッ・・・死んでも呼ばせねぇからな!それだけは!」


















































後日   .



!あーんして」



「もう、お兄ちゃん邪魔!食べれない」



「ケケケ、邪魔だとよ」



「テメェは黙ってろ!」







どんっ







「あっソース、口に付いちゃったじゃない!」



「よし!お兄ちゃんが取ってやる」



「いいよ、自分でやるから」



「・・・ちょっとこっち向け」



「何?ヒル・・・ッん・・・ん」



「ほらよ、キレイになった」



「あ、ありがと///」



「あー!テメェ何、人の妹にキスしてんだよ?! しかもデ、ディ・・・!」



「彼氏の特権だろ。」



「黙れ、外道が!」







がしゃーん! 







「ちょ、ちょっと、止めてよ二人とも!」



















* FIN *





















@ 後書き @

あわあわ・・・なんか完成まで早かったぞ;

すんごいビミョーな話ですね;

シスコン葉柱さんと、ヒル魔さんの対決・・・ おもしろくねー(笑

さん、最後まで読んでいただいて、有難うございました。






お題は 胡蝶の夢 様からお借りしましたw

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