>> .シリーズ品。 <<
* シングルファザー(葉柱編) *
〜01.パパはシングルファザー〜
葉柱ルイ 17歳
賊徒学園2年都議の息子
そんな彼には実は誰にも知られていない大きな秘密があった
それは......
「パパっ!」
彼がシングルファザーだという事.........
と出会った日は珍しく雪が降る夜だった
葉柱邸には両親共に家を出ており、あの日は珍しく兄も飲み会に行っていて
家に居たのはルイ一人のみ
部屋でバタフライナイフを研いでいる時の事...
ピーンポーンとインターフォンがなり
ルイは夜の9時過ぎに誰だと不審がりつつも
大きな家の扉を開け、そして開けた次の瞬間言葉が出なかった
何故ならそこに立っていたのは8歳になったかならないかくらいの
小さな女の子、終始笑顔で雪降る玄関に立っている
暫らく女の子に驚愕の表情を見せつつも
気を取り戻したルイは女の子をもう一度見て口を開く
「ッカ、チビ、何の用だ」
だが女の子は何も言わない、代わりに一通の手紙をルイに差し出した
ルイはさっとその手紙の宛名を見る、どうやら自分当てだったのか
宛名を確認すると中の手紙を引き出してザッと読み通した
次の行動は読み終えた直後、再び驚愕の表情を浮かべる事だった
“Dear.葉柱ルイ様
貴方とであったのは京都の小さな町でしたね
貴方と明かしたあの晩、私は嬉しかった
突然の事で驚いている所でしょう
なんせ行き成り小さい女の子が目の前に居るんですものね
ですが今からお話する事は全て嘘偽りの無い真実です
今貴方の目の前に居るその子は正真正銘、貴方の娘
勿論DNA鑑定も行った上での事です
この度はこの様な状況でこの子を貴方に押し付けて申し訳無いと思います
この子を宜しくお願いします。
こんな事が世の中に本当にあったとは
ルイは何かの間違いでは?と思いもう一度宛名を見るが
その行動は更に自分を追い立てるものでしかなかった
深い藍色大きなの目にセミロングの黒髪
どこか似ているかと聞けば誰もが首を傾げるだろう
この愛らしさ、これが自分の娘?
何かの間違い、そう思いたい
それにこの女の子がもし8歳なら自分は11の頃に相手とヤッた事になる
それは流石に計算が合わない
いくら悩んでもしょうがないと思ったルイは取り敢えず女の子を家に入れた
女の子は先ほどからずっと自分を見ている事に気付き、
ルイは少し睨んでやった
しかし、女の子は怖じ気づくどことか笑顔で返してきた
ルイも更に睨みを利かせるが女の子は何処吹く風
だんだんルイもこの女の子の肝のすわりっぷりに興味を示し
喩え人違いでも別にこの女の子の父親にならなっても良いような
ルイにあるまじき善人な考えが芽生えていた
「なぁ、名前は?」
「知らないよ」
「知らないワケねぇだろ、お前の母さんになんて呼ばれてたんだ?」
「呼ばれた事無いよ」
知らないと言う女の子、名前すら付けてもらえていなかったのか
そこでルイは始めて父親の役目を実行した
「これからお前は葉柱
だ。いいか?」
「はばしら...
?」
「おう、どうだ、良い名前だろ?」
と名づけられた女の子は極上の笑みで頷いた
あの晩が
との出逢いだったのだ
Continue...
=アトガキ=
やってしまいましたルイルイパパン!
有り得ない善人なルイルイに万歳!!マンセーマンセー!!(ヲイ
すみません、変換少ないですね....でも次の予告を入れて言っちゃいますが
*02.娘参観*では結構名前出ると思いますっ!
予定としては、家に置いておく(隠して置く)のも不安だったルイルイパパン
(かなり娘loveな方に...)
あまりに不安がつのったもので仕方なく学校へと連れて行く事に
授業中はルイルイの横に小さな机を置いて......
え?教師が?黙っていないだろうって?
ルイルイですよ!?そこは教師なんてぶっ飛ばす勢いで脅している
に決まっているでしょうがっ!!
兎に角、パパンになってしまったルイルイの子煩悩奮闘記みたなです
読む気力のある方は、これからも掲載が遅くなるでしょうが
首を麒麟よりも長くしてお待ち下さい。
それでわ......