* Da Crazy Love  *








朝からあいつが見当たらない

折角のDaビーチなのにも拘わらず、“俺の”

見当たらない......



「サ、サイモン...そうイラ立つなよ〜」

「るっせぇ! 見なかったのか!?」

「み、見てねぇって」

「......また先生ンとこでも行ってんじゃねぇだろうな」

「ありえる〜、 にとっちゃ唯一の日本人仲間だもんな」

「なに気安く呼び捨てしてんだ馬鹿!」

「イデデデデっ!!」



クソっ、 がいないんじゃ折角のノミのダンスも

只の 枯ノミダンス じゃねぇか



「Da! ビーチフットやる事でやっと に認めてもらったって言うのによ......」



俺は一人いじけながらも海辺をトボトボと歩いていた

すると、目の前に何やら日本人の男三人に囲まれた女一人、

間違える筈も無く、その女とは俺が捜していた女

だった。



「Da! 何“俺の”
手ぇ出してんだよクソヤン!(クソヤンキー)」

「は?」

「はぁ?」

「はぁぁぁ?」

「さっさと離れやがれ!」



俺が をこのクロス傷を負った男からひっぺはがすのに

苦労しているというのに

は何故かこの男の事をサイモンと呼ぶ、つまり俺を呼ぶ



「もう一度言うけどよぉ〜俺十文字だから、
サイモンとかじゃないから。離れろよ」

「サイモン酷いよ!立派だなぁ〜と思って付合い出したら
私ってばつまんない女だった?」

「だぁ〜俺は十文字なんだよ!日本人だろ?日本語通じてくれよ」



それでも はこの憎めしいジュウモンジから離れてはくれない

何故、何故なんだ、こんなにも惜しみない愛を注いでいるのに

......こいつの何処が俺に似ているんだ!!!!

いや..似ていない、一切がっさい似ていない

アソコの出来だって似ている筈が無い!!



「...... !」



俺は の手を取ると自分のアソコに引っ張った



「きゃゎ!」

「(きゃゎ?)どうだ、全然違うだろ!?そいつのなんかより立派だろ!?」



すると は真っ赤になって俺に抱き着いてくる

そうそう、これだ

この半年間求めたのはこれなんだ、いや....これ以上も望むがな



「サイモンごめん」

「いや......」

「ってことは...この偽サイモンは変態!?」

「はぁ!?」

「いやぁぁああ!サイモン、サイモン!変態がぁ!!」

っ!!俺が守っから!!」



いつまでもやってろ

そう言っていたような気がする...

っは、どうだ、羨ましかっただろう?フハハハハ

おっと...どっかの誰かさんと被っちまう

兎に角、 は無事だったんだが......しっかし、こいつに間違われるとは

似てるところといえば髪型だけじゃねぇか...

決定的に違うのはタトゥーだろ...見分けられるよなぁ

愛がたんねぇのかなぁ〜


その頃、TOO TA TTOO メンバーはというと...




「...サイモン最近崩れてるよな」

の......... ちゃんの影響なんだろうな」

「しっかし、ありゃ狂ってるぜ?」

「まぁ...二人が幸せならいいんじゃね?」

「たとえさ...どんなに」

『Crazy Love』

「だろうとよ......」



ある種、見捨てられてしまっていたサイモン...






完。
















=アトガキ=

サイモン.....難しいぃ〜なぁ〜
なにげに下ネタ入ってるしさぁ〜
言うこと無いよ?うん、ノミのダンスね......
今度はしっかりとしたの書くから、許して?
あぃた!空缶なげんのナシ!